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気づきは楽し。気づきはゆるし。気づきはいやし。自分や周りの人との対話を重ねて気づきの多い人生を送ろう!1988年生まれ。会社員→専業ママ→パート、ヨガインストラクター修行中。

【読書メモ】負けるな専業主婦!矛盾だらけの社会で「私」はどうする。『専業主婦は2億円損をする』橘玲

専業主婦の私としては放っておけないタイトルの本を見つけたので読んでみました。

 

著者曰く、日本には子供を産んだ女性が陥る罠があるとのこと。

それは、働く女性が子供が生まれたときの選択として、

・専業主婦になる→家計がひっ迫→働かざるをえなくなるも保育園がない、非正規の仕事にしか就けない。

・正社員として働き続ける→残業しなくても済む「マミートラック」の仕事になる→収入が大きく下がる。

というもの。

「えー!それならどうすればいいの??」

その罠にはまらないための戦略こそ、この本のメインテーマです。

ということで、本のターゲットは「これから結婚・出産を迎えるであろう若い世代の女子」ですが、すでに専業主婦になってしまった私も勉強になる本でした。

ちなみにキャッチーなタイトルの2億とは、大卒女性が60歳まで働いた場合の平均的な合計収入の金額とのことです。  

私が専業主婦になったワケ

2016年の調査では「将来主婦になりたい」と答えた若い女性が、なんと10人中3人もいたそうです。

それは多いだろーと思うのですが、ではそんな私はなぜ専業主婦の道を選んだのか?

そもそも私は、会社を辞めはしたけど働くことを一生あきらめたわけではなく、自分が専業主婦になったつもりもは全くありませんでした。

当時の仕事が自分には合っていないと薄々感じていて、精神的にも辛く体調も良くなかったので、妊娠を機に一度リセットしたいと思いました。

そして育児に専念しながら、もう一度ちゃんと就職活動をしようというのが私の考えでした。

そう、新卒の段階で就職活動を全くまじめにしなかったので、、、(笑)

つまり、私にとって専業主婦時代とは永遠に続くものではなく、いわば壮大な就職活動期間、自己分析期間なのです。(←いまここ)

まあ、私が何と言ったところで、社会的に見ればがっつり専業主婦なんですけど!

でも、肩書というか、自分が自分のことをどうとらえるのかというのはとても大事なことだと思います。

じゃあ専業主婦になっちゃった人はどうする?→私はこうする!

3割の人が専業主婦になりたいという調査結果の一方で、実際に専業主婦になった人の一番の理由は「仕事を続けられないから」「育児と両立ができないから」ということだそうです。

つまり本当は望んでいないのに専業主婦になった人が大勢いるということですね。

では、専業主婦はどうするのか??

私は、本で紹介されていた戦略のひとつ、「フリーエージェント戦略」を目指します。

全ての会社がそうではないけど、会社に入って「罠」にはまるならそこには行きたくないし、もう一度会社に入ってそれからフリーランスを目指すというのもまどろっこしい。

専業主婦のいいところは、時間も家事も、すべて自分の工夫次第でどうにかできる、決定権があるところです。(子供を除けば。笑)

この自由を知ってしまったら今から会社に入るのも気が引けてしまうのです、、、。

フリーランス戦略をとっていくために、私は2つのことに取り組みます。

1.専業主婦というレッテルに負けない!

専業主婦だからこうしなきゃいけない・こうしちゃいけない・こういうことができない、、、そういう意識やイメージが社会に、そして自分の中に根強く残っていると感じます。
まずはそれに捉われないこと。自由に柔軟に「自分にベストな戦略」を探し続けます。
そのためには、お仕着せではない、自分にとって、家族にとっての幸せや価値観、それに必要なお金を考えなければ。

2.人的資本にコツコツ投資する!

著者によれば幸福な人生に必要な資本が3つあるとのこと。

それは、金融資本・人的資本・社会資本。

要は、お金・働く能力・人とのつながりのことです。

この3つのうち少なくとも2つがあれば、幸せな人生は送れるというのが著者の意見です。

ちなみに専業主婦はこの3つのどれもが乏しくなりがち、、、。

この3つの資本の中でも最も重要なのが、人的資本だと著者は言います。

私は、人的資本を大きくするためにコツコツ行動することは専業主婦にだってできると思うんです。

具体的には、自分の武器、得意なこと、好きなことを知る、それを伸ばす、興味のある分野で活躍している人、ロールモデルになりそうな人を見つけること、

普段の生活の中で「仕事マインド」を発揮してみる、効率化、締め切りの意識、ホスピタリティ、クリエイティビティの発揮、

健康管理などなど、、、。

確かに今すぐ金融資本をめちゃくちゃ増やしてお金持ちになったり、たくさんの人と知り合いになって社会資本を増やすことは難しいかもしれません。

でも、人的資本はいわば自分そのもの、今日からできることはいっぱいあると思います。

 

矛盾だらけの世界で「私」はどうする?

私が本を読んで特に共感したのが、「たとえ不完全で矛盾だらけの社会だとしても、その中で自分にあった戦略を見つけていこうよ!」という姿勢です。

もちろん社会を良くしていくことも絶対に必要だし大切だけど、男女平等の理想的な社会になるのは10年20年後のことかもしれない。

それなら社会や制度に文句を言いながらも、自分はどうするのか、したたかに考え続けなければいけないでしょう。

最後に著者のメッセージを引用します。

いまの日本に必要なのは、「はたらきながら子育てできるし、こんなに幸福に暮らせる!」というロールモデル(理想像)です。  この本を読んでくれたあなたたちのなかから、ひと組でも多く、そんなステキなカップルが誕生することを願っています。

バリキャリのスーパーウーマンか、丁寧な暮らしの専業主婦か。

メディアにのりやすいのは、そのような物語にしやすい、分かりやすいイメージばかりです。

二者択一ではなく、もっといろんな形のストーリーが広まって欲しい。

そういう意味でも、専業主婦からの再就職、仕事づくりは、それだけで誰かの希望のロールモデルになれると思うんです。

また、いろいろなところで「人生100年時代」という言葉を耳にするようになりました。

そうであれば、例えば夫婦で、家計を主に担う役割と、次の仕事のためにスキルや知識を蓄える役割を交代で分担することだってあり得るはず。

大事なのは、矛盾だらけの社会の中で自分は、家族はどうしていきたいのかということ。

そのことをつくづく実感させられる本でした。